受講生の基本情報

年代・性別20代後半・男性
ご職業メーカー・営業職
英語歴大学生時代にTOEIC600点後半〜700点弱
使用状況英文資料、海外の業界情報、英語の動画・講演など
海外駐在・海外案件に携わる
受講目的将来的に海外駐在・海外案件に携わる

1. 受講前の課題:「40回以内」という明確な期限と、営業に必要な英語力

今回ご紹介する方は、大手メーカーで営業職として勤務されている20代後半の男性です。
普段の仕事で日常的に英語を多用する環境ではありませんでしたが、海外との取引があり、将来的に海外駐在や海外案件を担当したいという強い希望をお持ちでした。

それまでの英語の使用範囲は、業界に関する英文を読んだり、海外の情報収集のために動画や講演を聞いたりする程度でした。しかし、将来的に海外で営業を担当するとなれば、英文を読むだけでは不十分です。海外の顧客や取引先、社内外の関係者と直接対話できる英語力を身につける必要がありました。
「相手の英語をきちんと聞き取り、自分からも確実に伝えて自信を持ってコミュニケーションができるようになりたい」──そんな明確な目標を持って当教室を訪れられました。

また、この方には「お子さんの誕生に合わせて取得した約1年間の育休期間中に英語力を伸ばしたい」「会社の制度を利用し、40回以内で発音のカリキュラムをすべて修了させたい」という、明確なタイムリミットとゴールがありました。

2. プロの見立て:豊かな声を活かしきれていない「口の開け方」と「40回からの逆算」

体験レッスンでお会いしてまず感じたのは、もともと非常によく響く素晴らしい声をお持ちだということです。 ところが、話す際に口があまり開かない癖があり、せっかくの豊かな声が出口で抑えられて本来の良さを英語に活かしきれていませんでした。これは発音能力そのものというより、発声時の身体の使い方の問題です。適切な口の開け方や息の使い方を身につければ、短期間で音の「出力」が一気に上がり、格段に聞き取りやすい英語になると判断しました。

もう一つのポイントが、カリキュラムの組み立て方です。 40回という限られた回数の中で、通じる発音からナチュラルな英語、リスニング、TOEIC、そして実際のビジネス英語まで繋げる必要があります。
そこで、基礎的な音の習得が早いと見込んだ上で、アメリカ人話者との交渉を見据えた「リダクション(音の脱落)」や「イントネーション」のトレーニングを早い段階から組み込み、さらに育休中の生活リズムを活かした「週2回ペース」で一気に基礎を通過させる戦略を立てました。

3. 指導プロセス:週2回の高頻度で基礎を駆け抜け、ビジネス英語へ昇華

英語発音矯正とリスニングカアップの基本コースの概要を示したインフォグラフィック

回数としてはStep 1で約12〜13回、Step 2で約3回を受講されました。
育休中でスケジュールの調整がしやすかったこともあり、初期は週2回のペースで集中的にレッスンを実施しました。間違った音が自己流の癖として定着する前に軌道修正を重ねられたことで、わずか16回ほどで発音の基礎段階(単音〜音の変化)を修了。続くStep 3のチャンク学習も約8回で一巡し、合計約24回で単音から実際の英語のまとまりまで一通り習得されました。
残りの16回ほどのレッスンでは、TOEICの英文を題材に採用しました。ただし単なるスコア対策ではなく、「実際の仕事ならこう使う」「こちらの言い方の方が丁寧」といった、営業現場で使える実践的なビジネス表現やニュアンスの解説を加えながら進めました。
全40回以内でカリキュラムを完遂し、限られたレッスン数を極めて効率的に活用されたケースとなりました。

4. 成長の転換点:3レッスン目での「声の変化」と、チャンクの完全再現

最初の変化は非常に早い段階で訪れました。レッスン3回目頃には必要な口の動かし方や息の使い方をマスターされ、明瞭で響きのある声で発音できるように変化。英語全体の「出力」が上がり、一気に聞き取りやすい音へと変わりました。

さらに大きな転換点となったのが、チャンク学習での再現力です。
音の変化やリズムのトレーニングを重ねた結果、講師と同じスピード・同じリダクションの再現度で、極めてナチュラルな発音を自力で再現できるレベルに到達されました。
自分で音を作れるようになったことで、副産物としてリスニング力が大幅に向上。「英語が以前より格段に聞き取りやすくなった」とご本人も強い手応えを感じていらっしゃいました。

5. 受講後の変化:TOEIC820点取得と、子どもの英語教育に対する「軸」の獲得

受講期間中に受験できたTOEICは1回のみでしたが、見事820点を取得されました(学生時代は600点台後半〜700点弱)。特にリスニングでは満点に近いハイスコアを記録し、客観的な数値としても大幅な成長を証明されました。
しかし、この受講を通して得られた最も大きな変化は、数字以上の部分にありました。
ご本人からは「自分がこんなにちゃんと発音できて、自信を持てるようになるとは思っていませんでした」という言葉をいただきました。自分の英語が相手に通じるという確固たる実感が、今後のキャリアに対する大きな自信に繋がっています。

また、ちょうどお子様が誕生したタイミングだったこともあり、ご自身が大人になってから発音をゼロから学び、上達していくプロセスを体感されたことで、「英語の音がどのように育っていくのか」という本質的な理解を得られました。情報に振り回されることなく、今後のお子様の英語教育や学習環境を冷静に見極めていける「自分なりの判断基準」を持てたことも、この受講がもたらした大きな変化でした。

6. 講師からのメッセージ

東京銀座のメントール英語発音教室代表・杉本香七

この方のケースで特に印象的だったのは、期限と目標が明確だったからこそ、40回という回数を極めて有効に使えたことです。
「育休中の約1年間」「会社の補助制度を利用した40回以内」という条件から逆算し、最初は週2回の高頻度で集中的に基礎を固めました。その結果、約24回でチャンクまでの土台を完成させ、残りの時間を長文読解やビジネス表現の実践へ贅沢に充てることに成功しました。
発音矯正は、ただ長く続ければ良いというものではありません。目標と期限を定め、特に基礎を身につける時期に適切な頻度で練習することで、実践トレーニングに使える時間は大きく増えていきます。
自分自身の英語に対する圧倒的な自信と、これから始まる子どもの英語教育に対するブレない軸──キャリアと子育ての両方において大きな成果を得られたこの事例が、「いつか英語が必要になる日のために準備しておきたい」と考える多くの方にとって、一つの道標となれば幸いです。

まずは「自分の発音の現在地」を知ることから

メントール英語発音教室では、お一人おひとりの骨格・英語バックグラウンドに合わせた完全オーダーメイドのマンツーマン指導を行っています。

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