外国の人が困っている時に助けてあげたいけど、英語に自信がなくて手を差し伸べられなかった。こういう経験をして、英会話ができるようになりたいと思って、勉強を始める人も少なくありません。
一番多いのは、道案内です。外国で道に迷うと、本当に心細いものです。そんな時に助けてくれる人がいるとその国に対する印象が良くなります。

スマートフォンに地図アプリは入っているけど、あれって結構わかりにくかったり、当てにならないことも多いです。実際に、スマートフォンを覗き込んで、しばらく立ち止まっている人や、同じところをウロウロしている外国人をよく見かけます。
私は時間があるときはできるだけ声をかけて助けるようにしています。
英語が話せるんだから、それくらいお安い御用です。と、胸をはって言いたいところなんですが私は絶望的な方向音痴です。
だから、案内するのはメントール英語発音教室があって、慣れ親しんでいる銀座界隈限定です。
でも、近くでも道が複雑な場合は日本語でもうまく説明できません。
旅行英会話の例文に出てくるみたいに、”Go straight, then make a left.”では解決しないことがほとんどです。
英語で道案内がうまくできない理由は、英語の問題というより聞かれている場所と現在地の問題であることも結構あります。そのような、道は案内できるけど英語がうまく出てこない時でも、これ1つで解決する魔法の決まり文句があります。
“Follow me.”「私についてきて。」
です。

ただし、時間があって、その場所が近くて連れて行ける場合に限ります。でも迷っている人の多くは近くまで来たけど見つからなくて迷ってる場合がほとんどなので、かなり高い確率で使えます。
目的の場所まで連れて行くのに無言だと気持ち悪いので、失礼にならない程度に会話をしながら歩きます。質問が苦手なら、肯定文を言うだけでもOKです。そこから会話が自然に生まれます。
使う英語はとても簡単なものばかりです。
「私はこの辺に住んでいます」とか「私の職場はこの辺りです。」とか「この辺りは小さい建物がたくさんあって、複雑です。」とか、肯定文を言っておけば、相手が何か反応を示してくれます。
“Follow me.”をマスターして、外国の人が道に迷っていたら躊躇しないで助けられるようになりましょう。