小学生みたいなタイトルですが、意外と基本中の基本なのに、誰も教えてくれません。
今回書くのは、本当に基本だけなので、自分なりに考えて、カスタマイズしてくださいね。

【持ち物】
・プレゼンと論文が入っているメモリースティックやパソコン
国際学会の場合、会場のパソコンやプロジェクターの使い方がわからなくて焦っても、後の祭りです。私は一度、スペイン語か何かの表示が出てきてビックリしたことがあります。重いですが、自分のパソコンは予備で持ち込み、すぐに差し替えられるように本番が近づいたら立ち上げておきましょう。

・スライドと論文をプリントアウトしたもの
最近の学会では、論文はCDやメモリスティックに入れて配布されることが多くなりました。プリントした冊子は配布されない=自分の論文を事前に読んでプレゼンを聞いてくれる人はほとんどいない、と心得ましょう。
何かの時のために、予備の論文コピーと、チェアマンのためのスライドコピーを2~3セット持っておくと安心です。

・スピーチメモ
くれぐれもプリントしたスライドをホチキスでとめたものをめくりながら読むなんて無様なことをしないように、小型のスピーチメモを用意しましょう。Q&Aの時に、質問者の質問を書き取るのにも役立ちます。
それから、ペンを1本持って壇上に上がるといいですよ。指し棒がない時や、メモを取る時に活躍してくれます。

・学校名が入っている名刺
学会に参加する時は、「××大学の××課程の▲▲」として参加することがほとんどでしょうから、(もちろん、教授や准教授として、もあるでしょうけど)、大学の名前と自分の属性が書いてある名刺を持っていきましょう。お友達(学者仲間?)の輪が広がります。

・(もしあれば)自分の著書
将来、ぜひとも一緒に研究などをしたい人が学会に参加しているかもしれません。後で送るより、その場で渡したほうがインパクトが強いので、重いですがぜひ1~2冊荷物に忍ばせておきましょう。もし、新聞の書評記事などがあるのなら、そのコピーでもOKです。著書や書評が日本語で、外国人に渡す場合は、簡単な説明文を英語で添えるか、渡す時に「ほんのおしるし(記念に)」と言って渡すと好印象です。

【服装】
発表者は、基本的にスーツ着用が良いでしょう。
ただ、海外の学会でたまにリクルートスーツか喪服みたいなスーツを着ている日本人を見ると、「あちゃー」と思うことがあります。海外の場合、ノーネクタイにブレザーとか、ワンピースにジャケットだけという人もいるので、少しカジュアル目に引き算して行くのもありだと思います。
発表した日の夜、カクテルパーティ・ディナーパーティ(開催国の名所とか美術館とかお城跡など、やや洒落た場所でやる場合もあります)があると思うので、女性は特に、中をワンピース、上をジャケットにしておくと、ホテルに着替えに帰らずして雰囲気を変えることができますよ。

以上、とりあえず思いつくままに書きましたが、参考にしてください。

この記事はアメブロ人気投稿の再掲です。