英語が聞き取れないからやろうとしてたことができなかった
あるいは、
英語が通じなくてうまくコミュニケーションできなかった
多くの人が1度や2度、なんなら100回くらい経験していることでしょう。
そんな時にもできることはあります。
それは、通じた、あるいは聞き取れた部分をどうにかつなげて、質問を繰り出して情報を少しずつ獲得すること。そのためにも、質問の定型文はある程度暗記して通じる発音で口から出てくるようにしておきましょう。
メントール英語発音教室では、主にTOEICの選りすぐり教材を使って、Part2の質問文を使って質問力を鍛えていただいてます。TOEIC(の勉強、教材)は「何かしらの用事をする場面」専門で、人間性を探り出したり哲学的なことを聞く際には向きませんが、何かを手配するとかお願いするとか謝るといった、ごく普通にあるシチュエーションにはピッタリです。かなり使えますよ。どうしてパート2を使うのが良いのかについては、長くなるので教室に来ている皆さんには口頭で説明しています。
私は、六本木で聞き取れなくて質問による情報引き出し方法で対処する経験をしました。日本語ですけどね。
六本木の駅を歩いていると、日本人の中高年女性だか、中国人か韓国人だかわからない人が話しかけてきました。「ドッキはありますか?」と。
日本語がたどたどしかったので、外国の人かと思い、英語で「何をお探しですか?」と聞いてみたけど通じなかったので、日本語に切り替えて「えーと、ドッキ?駅の中で探してますか?」と場所を確定しようと質問しました。 そうしたら、「どこにでもある、ドッキ」とまた言うのです。
ドッキ、、、土器? どーき?似た単語知らないなあ、、、と思って、
「何をしたいですか?買い物ですか?」と聞いたら
「電化製品、化粧品、どこでもある」と。電気製品と化粧品でどこにでもあるドーキ、、で、しばらく考えてピンときました。
ドンキか。ドンキホーテか。確かに、六本木にはドンキホーテの大きいのがあります。
その女性は、ドンキホーテに近い地下鉄の出口を私に聞きたかったのでした。

「あっちのx番から出てください」と教えることができました。
質問力と、背景知識(私はドンキホーテに何が売っているのかと、六本木にあることを知っていた)に助けられて、リスニングはできなかったけど意思疎通ができました。
英語も、同じです。
必ずしも英語をちゃんと聞き取ることだけがコミュニケーションの全てではなく、質問力や背景知識、連想力によって内容を理解したり意思を伝えることはできるのです。
英語学習をしていると、執拗にリスニングで聞き取れないところばかり執着してせっかく聞き取れているところに目を向けず、暗い気持ちになってしまう人がいますが、それはもったいないことだと思います。
言語は、コミュニケーションしたり自分が何かを行いたい時に使うものなので、木を見て森を見ないようなことにならないようにバランスよく力をつけていきたいものです。

こんな人絶対いないけど