学校では教えてくれないのに、どう考えても知っておいたほうがいい英語のコツは、たくさんあります。
今回は、最もよく質問されるのに、ほとんどの人が習ったことがない「can と can’t」の音の違いについて説明します。
メントール英語発音教室では/ae/の音を習うレッスンにてこのお話をすることが多いです。
別に私が発見した大発明でもなければ、ものすごい裏技でもないのに、みなさん「早く教えてもらいたかった!」と言います。
知ってしまえば、どうってことありません。
1.肯定文のcanの時はaの部分を「あいまい母音(/ə/、schwa(シュワ)の音)」でごく軽く短めに発音される。
2.否定文のcan’tのときは、aの部分が/ae/の音なので、緊張した音で発音される+長めに発音される。
「有声音の子音の前の母音は少し長めに発音する」ことになっているので、有声音(出すと声帯が震える音)のnの前にくる母音/ae/は、少し長めに発音されます。
というわけで、否定のcan’tのaは、緊張した音で、長めに発音されるので、短く軽く発音される肯定のcanとはまるで違う音になります。
これを知っていれば、can’tのtが発音されなくても・聞き取れなかったとしても「できるの?できないの?わからない!」ってことにならなくて済みますよ。リスニングの際、あるいは自分が発音する時に意識してみてください。
他にもいくつか知っておいたほうが良いtipsもあるのですが、今回はシンプルに2点だけに絞って説明しました。
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