今年2024年で96回目を迎えたアカデミー賞の授賞式が現地時間3月10日に開催されました。

アカデミー賞とは

アカデミー賞(Academy Awards)は、アメリカ映画の発展を目的に出演者やスタッフを表彰し成果を讃えるための映画賞です。受賞者に渡すトロフィーがオスカーと呼ばれていることから、「オスカーを受賞」のような使い方もされます。
かつてはアメリカ映画を対象とした映画賞でしたが、最近は外国語映画やNetflixやAmazon Prime Videoなど配信作品なども対象になっています。
いずれにしても、日本アカデミー賞とは全く別物です。
※どちらが上とか下という話ではなく、単に別物

2024年(第96回)アカデミー賞の受賞者、受賞作品は?

昨年に引き続き、司会は人気テレビ番組の司会、ジミー・キンメル。会場は例年通りドルビー・シアターで行われました。
最高賞となる作品賞を獲得した『オッペンハイマー』は、トータルで13部門ノミネート中7部門受賞、『哀れなるものたち』は11部門ノミネートから4部門受賞、『関心領域』が2部門受賞。
日本からは、視覚効果賞を山崎貴監督『ゴジラ-1.0』 が受賞して授賞式でのスピーチも話題になりました。これについては別記事で詳しく書きます。

長編アニメーション部門で宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』が4度目のノミネーションで2度目の受賞を果たしました。

2024年アカデミー賞で、受賞者より話題になったトピックとは?

衣装とか、司会者とか、受賞者などが毎回色々いいことも悪いこともやらかしたり、衣装の良し悪しも話題になります。

今回、ある意味受賞作品以上に話題になってしまったのが、人種差別。
中でも近年問題にされているアジア差別が主役の様相を呈しています。

批判を浴びているのは、今回、助演男優賞で初のオスカーを手にした男優、ロバート・ダウニー・Jrです。

アカデミー賞における差別の種類と歴史

アカデミー賞では、人種や性別、嗜好などあらゆる差別が根強くあると批判を浴びてきました。代表的な論点を具体例とともに紹介します。

#OscarsSoWhite ムーブメント

2015年から2016年にかけて盛り上がったこのムーブメントは、それまでのノミネートや受賞者に多様性が欠けていることが問題視されて起きたものです。
例えば、『クリード チャンプを継ぐ男 (Creed)』や『ストレイト・アウタ・コンプトン(Straight Outta Compton)』など、この年に高く評価された映画で有色人種の俳優が出演していたことが注目されました。
#OscarsSoWhite ムーブメントをきっかけに、ダイバーシティを高めるために、アカデミーの会員規定の大幅な改訂の動きが発生しました。
過去に有色の俳優がアカデミー賞を受賞して有名になったのは、ハティ・マクダニエル(1939年)。 彼女は『風と共に去りぬ』の助演女優賞で、アフリカ系アメリカ人として初めてオスカーを受賞しました。この歴史的な受賞にもかかわらず、マクダニエルや他の黒人ゲストは授賞式で白人ゲストから隔離され、当時の人種差別がまだまだ酷かったことがわかります。

性別の不平等(性差別)

キャスリン・ビグロー(2010年): イラクを舞台に、アメリカ軍爆弾処理班を描いた戦争映画「ハート・ロッカー」でキャスリン・ビグローが受賞するまで、女性がアカデミー賞監督賞を受賞したことはありませんでした。今の所(2024年現在)、この部門で受賞した女性はビグローを含めて3人しかおらず、監督部門での男女差が浮き彫りになっています。

セクシャリティに関する偏向・差別

「ムーンライト」はLGBTQ+について映画で表現した作品として評価を受けて、2017年に作品賞を受賞しました。
オール黒人キャストによる初の映画であり、LGBTQ+関連映画として初のアカデミー賞最高賞受賞作であり、多様な嗜好を持つ人々の存在が認知される社会になってきたということがはっきりと描かれました。
※わかりやすさのために「黒人」という言葉を使っています。

前評判の高さに反して、『ブロークバック・マウンテン』は2005年の作品賞を逃しました。この映画がゲイ・ロマンスに関する内容だったため、アカデミー賞の選考委員会が保守的で作品に対する理解を示さなかったことが原因と、一般人や評論家の目には映ったようです。

アジア差別

アカデミー賞に限らず、エンターテイメント業界でのアジア人軽視、差別は今に始まったことではありません。そのことを問題視する声が強くなってきたせいか、だいぶ状況は改善されてきたものの、まだまだ差別的な見方は根本解決レベルに至っていません。

2023年のアカデミー賞でたまたまなのかアジア差別を問題にしてのことなのかわかりませんが、主演女優賞をミシェル・ヨー、助演男優賞をキー・ホイ・クァンが受賞しました。
毎年、前年の受賞者がプレゼンターをすることになっているのですが、2024年、このアジア人の受賞者二人が悪目立ちすることとなってしまったのです。
どのような振る舞いがどのように世の中に受け止められたのかについて私の主観を書くのはやめておきます。動画を見て、自分でどう感じたのか判断するのが一番良いかと思います。

アカデミー賞2024年 ロバート・ダウニー・Jr.の受賞シーン

ミシェル・ヨーが受賞者のエマ・ストーンに無視された疑惑は、ミシェル・ヨー本人のコメントによって払拭されましたが、ロバート・ダウニー・Jrについては未だ炎上中です。

ロバート・ダウニーJr.に対する海外の評価

実際の授賞場面についてYouTube動画には4,000件以上のコメントが集まっていました。
上位2,000件ほどを拾って、ポジティブなコメント、ネガティブなコメントをまとめてみました。

日本語訳は載せないでおきますので、動画を見て自分で感じたことと、コメントの内容を読んで、自分の印象と海外の人の印象の共通点や違いを感じてみてください。

Positive Comments

  • Admiration for His Persona: Several comments express admiration for Robert Downey Jr.’s attitude and presence, likening him to his iconic character Tony Stark. Fans celebrate his swagger and the way he carries himself, which many see as confident and embodying the charisma of his Marvel character.
  • Talent Acknowledgement: Some users highlight his talent and contributions to cinema, particularly his role in reviving the superhero genre with his portrayal of Iron Man.
  • Support and Congratulations: There’s a noticeable thread of support and congratulations for his award win, with fans expressing happiness and stating that the win was well-deserved or long overdue. His journey from struggling with personal issues to achieving such acclaim is seen as inspirational.

Negative Comments

  • Ignoring Ke Huy Quan: A significant portion of the comments criticize Downey for allegedly ignoring Ke Huy Quan during the award acceptance. Commenters describe this action as rude, disrespectful, and disappointing, pointing out that basic acknowledgment or a handshake was expected and would have been courteous.
  • Perceived Arrogance: Some view his behavior as arrogant or snobbish, contrasting it unfavorably with other celebrities who showed more grace or humility in similar situations. There’s a sense that his actions detracted from the moment and overshadowed his achievement.
  • Calls for Humility and Respect: Many comments express a desire for Downey to show more humility and respect, especially towards fellow actors and professionals. The incident with Ke Huy Quan is often cited as a missed opportunity to demonstrate grace and professionalism.

総括

Overall, while Robert Downey Jr. enjoys a significant fan base that admires his work and persona, this incident has clearly stirred up considerable criticism regarding his conduct at a high-profile event. The feedback suggests a yearning for more humility and respect in interactions, reflecting broader expectations of how celebrities should comport themselves in the public eye.

ロバート・ダウニーJr.はアジアヘイト?アジア差別主義者?

動画や海外のコメント、記事を見ただけでは、本当に彼が世の中の人が批判しているような人物なのか判断できませんでした。
私はこういう時、本人の過去のインタビュー番組や、複数人が出演している記者会見、番組などのオフステージでの振る舞い、ちょっとした会話、生い立ちから判断することにしています。
殆どの場合、どんなに飾り立てて自分を語っても、第三者との関わりによって振る舞いや発言で人格がバレるからです。
今日は取り急ぎ、速報という感じで書いてみました。
少し時間をかけてロバート・ダウニーJr.がどのような人物なのか調べて、また記事で考察しようと思います。

こういった生情報を集めるのに、英語のリスニング力が欠かせません。
動画やポッドキャストなど、今では有名人の過去から現在までの生声が大量に手に入ります。スクリプトを書き起こして翻訳ソフトにかけても、口語的な表現のちゃんとしたニュアンスまでは訳せないし、話し言葉の英語を文字起こしが全て正しく拾ってくれるわけではありません。

自分の耳で聞いて、意訳も含めて自分で理解すると、良い情報を取ることができます。
英語が聞き取れると、集められる情報の広さや深さがかなり広がって面白いし、好奇心に触発されて読んだり聞いたりしたコンテンツは、多少知らない単語があっても不思議と理解できたり、覚えたりできるものです。
ぜひ自分の興味があることについて、英語で調べてみてください。

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