思ったことが咄嗟に口から英語で出てこない原因と解決方法

1.英単語、英文の在庫が足りてない

当たり前ですが、「これが言いたい」と頭の中に思い浮かべたことを表す単語を知らなければ、口から出てきません。単語を知っていても、ただメチャクチャに並べて口から出すだけでは、思った通りのことを表現できません。

出川イングリッシュでは思った通りのことを表現できない

解決方法

「これが言いたい、でも言えなかった」経験を無駄にせず、メモなりなんなりをすぐにとって、調べて、覚えましょう。口から出したことがないものは、次回も絶対に出てきません。言いたいときに思い出せなかったら、出てきません。忘れなくなるまで必要な回数を口に出して練習しましょう。
(人によって違うので、自分の必要回数を記録しておくことをお勧めします)
さらに、ノート(スマートフォンのメモパッドなどでもOK)を隙間時間に見直して、隙があれば口に出して練習しましょう。

海外ドラマや映画、ニュースなどでその単語や英語表現を意識して拾おうとすると、完璧です。反復+音+映像の情報記憶定着にとても効果的であることは、学問的にも証明されています。記憶の仕組みとか、脳科学系の面白くてわかりやすい本がたくさん出ているので読んでみてください。書いてあることはどれも似ているので、読みやすいと思ったものならどれでもOKです。

暗記できない、覚えても直ぐに忘れてしまうという悩みの原因と解決方法がわかります。英語以外の勉強にも応用できますよ。

2.英語を話すための練習が足りていない

いくら単語や英文を知っていても、それを口から出すための練習ができていないと、いわゆる「知ってるのに、口から出てこなかった!」ということになってしまいます。
そして、「日本の教育は話すための訓練が足りないからこうなるのだ。暗記や文法、読解中心の英語教育は悪だ」という方向に考えが向かいがちです。
文法、読解力や暗記した単語、英文は大事です。暗記したものがたとえネイティブライクな口語表現ではなかったとしても、まずは口から出すために、出せる弾が必要なことは間違いありません。そして、単語や熟語をちゃんと繋ぐための文法力も必要です。問題は、せっかく持っている弾の出し方や出すタイミングの部分のスキルや経験が足りないことです。

解決方法

声に出す練習をしましょう。

3.英語にできない日本語を英語にしようとしている

えっ?英語にできない日本語って何?と思いますよね。英語にそのまま変換できない日本語の代表格は「いただきます」や「お疲れ様」が有名です。英語には、そういう表現がないし、言う習慣がないのです。習慣がないものは、英語に変換しても意味が通じません。
たとえば「お疲れ様」は、日本語の「よう、元気?」とか「ちーっす(若者のこんにちはみたいな表現)」や、「では、先に退社します、さようなら」の代わりだったり、オールマイティに使えて便利ですが、英語には一言でこれらを全てカバーできる「お疲れ様」みたいな言葉はありません。簡単な日本語が、簡単な英語で表現できるとは限らないのですが、それは英語をたくさん書いたり話したりという発信の経験をしないとわからないことです。

解決方法

もっと詳しい説明と解決策については、こちらの動画をご覧ください。