この春、中学に進学するお子さんは4月から中学校で英語の授業が始まっています。期待や不安が入り混じる中、小学校と比べると大きな違いは英語の授業。小学校から英語が取り入れられているとはいえ、本格的に英語が科目として入ってくるのは中学校からです。

単語、文法、リーディング、リスニング、会話など全てが小学校とはレベルが違います。
この中に出てこない言葉が、「発音」です。

発音は「ネイティブ英語の真似」でできるようにならないし、リーディングや会話やリスニング、単語を覚える時にも欠かせません。

単語、文法、リーディング、リスニング、会話などは学校や塾の授業である程度やってくれますが、発音だけは授業でやらない学校が圧倒的多数。公立では皆無と言って良いでしょう。私立だと一部、発音を教えてくれる学校があります。ミッション系や大学付属ではないか、内部進学をしない学生が大半で、英語に力を入れている学校が該当します。

じゃあ、英語発音はどうしたらいいの?

この記事では、大学や大学院で英語の講義をしたり、ネイティブ相手に英語で講義をできるレベルの英語(発音)を身につけた英語発音矯正の専門家として、課題と解決策をきっちり説明します。

CHECK

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自身も公立中学校に行ってそこから英語を始め、英語発音矯正のパイオニアであった父親から中学1年生の時に3ヶ月習った英語発音を元に純ジャパバイリンガルになった経験があるので、多くの日本人に参考になる話ではないかと思います。

英語発音を学校教育でどうにかできるのか?

答えは、一部の私立ではイエス、公立ではノーです。

もちろん、公立中学でも個人的に発音矯正の心得があり、力を入れている先生もいるかもしれません。でも、少なくとも国全体の教育方針として、英語発音矯正を必須にするという動きは今のところありません。

実はこれについて35年前、私の父が当時の文科省に抗議(提言)しに行きました。

「日本の英語教育に発音矯正を取り入れた方が良い」と。

でも、全く相手にされなかったと烈火のごとく怒って帰ってきました。

そして父が亡くなった今、私がプリプリ怒っています。
亡くなった父がこの件を解決できずにあちらの世界に行ってしまったので、もしかしたら未練があって私に憑依しているのかもしれません(笑)。

とにかく、せっかく英語がまっさらな状態の子供達に日本語英語、カタカナ発音をしたままダンマリを決め込んでいる日本の英語教育方針に、大変怒っております。

私の発音レッスンを受けてほしいからじゃありません。間違った発音で英語を覚えさせられて、そのせいで大人になってみなさんとても苦労しているからです。

日本の英語教育で、英語発音矯正の扱いは?

日本の英語教科書には、とりあえず発音記号は書いてあります。それは義務だからです。
でも、その発音記号の音をどうやって出すのかは詳細に教えないし、教えられる先生もほとんどいません。

読み方がわからない漢字に、読み方がわからない文字でふりがながふってあるのと同じです。
その音の通りに読めなければ意味がないのはわかりますよね?

しかも、英語は日本語と違って、スペル=発音ではない言語なのです。
日本語は、書いてある文字を音にすればいい言葉ですが、英語はそうではないのです。

だから発音記号が読めないと正しい音で発音することができないし、正しい発音ができないと正しい音のデータベースができないので、聞き取れるようになりません。

英語の音は、日本語の音と全然似ていません。
近い音は/e/「エ」しかありません。

日本語の「ア」に近い音もないし、「イ」に近い音もないし、「オ」や「ウ」に近い音も存在しません。

また、感覚で「聞いて真似する」こともできません。

でも、ちゃんと決まり事を理解して何回も指導を受けた上で練習すれば必ずできるようになるし、ネイティブの発音を聞き取れるようになります。

聞き取れるものは、覚えやすくなります。
というか聞き取れないものを覚えるのはほとんど不可能です。

日本の学校に英語発音矯正ができる先生はいるのか?

英語の発音について、多くの情報や本が出回っていますから、「英語にはこういう音がある、こういう特徴がある、こういう風に発音する」といった「情報」を「伝える」ことはほとんど誰でもできます。

しかし、教えることができても、「音を直す」ことができる人は十分な数がいるとは言えません。
2018年より、日本では小学校でも英語教育が始まっていますが、小学校の先生はもともと英語の先生ではありません。英語を教えるプロとしての教育を受けたことがない人がほとんどでしょう。これは、小学校の先生が悪いわけではありません。
このような問題点を克服するために、ネイティブスピーカーの教師(多くの場合は、ALTと呼ばれる)や、大手英会話学校の先生に外注して英語の授業をまかなっている学校がほとんどで、「ネイティブや、英語のプロの先生なら安心!」と思っている人も多いことでしょう。
「ネイティブスピーカーだったら英語の発音を教えてくれるだろう」と誤解している人が多いのですが、残念ながらそんな単純な話ではないのです。
日本語を教えるための訓練を受けたことがない日本人が、日本語を話せても外国の人に日本語を正しく教えて、話せるところまで指導することができないように、これが英語になっても状況は同じです。

ましてや、発音は、日本語と英語の音の違いを体系的に把握して、日本人の普段の口や息の使い方、口中の構造といった発音矯正に欠かせない大事なことを実感として理解していて、これらの物理的な違いを踏まえて全く異なる口や息の使い方が必要な言語である英語の発音を指導し、できるようになるところまで持って行くのにはノウハウと経験が必要です。
 
ですが、これは全く不可能なことではなく、上記の技術を持った先生がいる学校であれば、英語の発音レッスンを学校教育で受けることは十分可能です。一部私立の中学や高校では、英語発音に特化した授業を設けているところもありますので、調べてみると良いと思います。

子供の英語教育と英語発音矯正:まとめ

メントール英語発音教室では、ここ数年「英語の発音を直したい!」と自分で検索して入会する中学生、高校生、大学生も増えてきています。若いうちから意識が高いなあ、と感心するやら驚くやら。皆さん、熱心なのでピカピカの音になって英語の成績も上がっています。

また、海外の学校に行っている学生さんが一時帰国を利用して集中的に発音矯正をすることもあります。「海外では発音を直してくれないから」「発音が悪いとバカにされるから」という理由の方が多いです。

正しい英語発音は一生の財産になります。外野の邪魔に負けず、なんとしても身につけることをおすすめします。

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