英語ネイティブが普段使っている英語フレーズや単語って気になりますよね。この記事では、ネイティブしか思いつかない英語表現と、ネイティブな英語力をつけるためのヒントを紹介します。
ネイティブな英語表現は2種類ある
ネイティブな英語表現には、大きく分けると2種類あります。言語学的にそのような分類があるわけではなく、私が考えた分類ですが。
1. ネイティブなら誰でもよく使っていて、日本人でも知っている一般的な英語表現
2. ネイティブでも言語力、教養レベルが高めな人が使う比喩表現
もちろん上記に当てはまらない分類もありますが、ここでは話をわかりやすくするために2種類としておきます。
日本人がパッとわからなくて困るのが、慣用表現や比喩表現。知らないと意味がわかりません。でも、中には単語から意味を想像できるものもあります。今回紹介するホイッスル(whistle)を使った比喩表現は、まあまあ意味を想像しやすい類です。
英語発音講師がネイティブ英語表現にホイッスルを選んだ理由は?
この記事を公開した日の前日、2024年のスタートである元日に、石川県が震源地の大きな地震がありました。ほぼリアルタイムでCNNなどの海外ニュースでも報じられていました。人を助けるのはもちろん大事ですが、自分の身を最大限に守れるように対策し、人のリソースを無駄に使わないことも災害対策だと私は思っています。
海外ニュース動画の次に表示された動画で、誰かが「普段から枕元に避難用のスニーカーと、笛を常備しておくと良い」と言っていました。
都会でも、窓ガラスやなんかが飛び散って、部屋から逃げる前に履き物がないと足を怪我して逃げられなくなるからスニーカーが必要で、瓦礫などに埋まって弱っても笛なら吹けるし、救助犬が音を拾ってくれるから笛は必須だという説明でした。これは納得です。早速、ベッドの脇にスニーカーとソックスを置き、ネットで家族の分も笛を購入しました。
で、「ホイッスル(whistle 笛)ってそういえば笛以外の表現があったな」と思い出し、この単語を使ったネイティブ英語表現を紹介することにしました。
ネイティブな英語表現をマスターするための3大条件
英語に限らず、何かを長期記憶に残すためには3つ条件があります。どれか一つ欠けてもだめです。短期、中期記憶には残りますが、長期的に覚えておくためには3つが揃う必要があります。
条件1: 頻繁に繰り返し出会う、見る、聞く、書く、声に出す
条件2: 違う形態や場面で出会う
条件3: 覚えようとしている対象に関するセンセーショナルな情報に触れる
例えば、whistleという単語を長期的に覚えようとしたら、スペルや発音を覚えて書いたり言ったり聞いたり読んだりすること。
この繰り返しによって「顔見知り」になったら、今度は「whistleという単語を誰か使っていないかなー?」「どんな時にどうやって使うのかな?」と思いながら、色々な場面で出会うための出会い活動をします。
これで、ようやく赤の他人だった人が、特徴を知っている知り合いレベルにまでなります。
でも、ただの知り合いだと長らく会わないうちに苗字か名前、下手したら顔も忘れてしまいます。いつもと違う服を着て街であったら「誰だっけ?見たことある気がするけど、、」レベルになってしまうんです。

覚えた英語を一生忘れないために大事なのは、正しい英語発音!
せっかく覚えた英語を、もう一生忘れないレベルにするためには、条件3の「センセーショナルな情報とか体験」が必要です。例えば私がwhistleに笛以外の意味があると知り、一生忘れなくなったのは、アメリカのトランプ元大統領が繰り返し唇を尖らせてこの単語を使って人の批判をする様子を動画で見たからです。
あの顔、そしてまるで笛のように突き出した唇。一生忘れられないセンセーショナルな情報に出会しました。

英語でこの3条件を揃えるためには、単語や英語フレーズを正しい音で発音できる必要があります。正しく発音できると、その音は聞き取って、意味がわからなくても記憶することができるからです。
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Whistleの意味は?
whistleには、笛、口笛という名詞の意味や、口笛を吹く、ヒューっと吹くという動詞の意味があります。このwhistleにblower(吹く人)をつけてwhistle-blowerという英語表現があるんです。聞いたことありますか?whistle-blowerは、内部告発者や密告者っていう意味です。
2013年にNSAが運営する世界規模の監視プログラムに関する機密情報を漏洩した元NSA契約社員のエドワード・スノーデンもwhistle-blowerとして映画にまでなった有名人です。
何が真実なのか確定情報を持っていないので、曖昧な書き方に留めますが、アメリカのトランプ元大統領が、2019年にwhistle-blowerとして弾劾されました。その時のニュースで、彼が唇を尖らせて不満そうにこの単語を連呼していたのが印象的でした。
もう一生忘れることはないでしょう。
ホイッスル whistle の英語発音
発音記号では/hwɪsl/と表記します。
ホイッスル だと思っていると、通じない確率が高いし、聞き取るのはかなり難しいでしょう。
カタカナで表記するのは限界がありますが、近い感じで無理やりカタカナ表記すると、ウィッソォー のように発音します。
(発音する人もいますが)単語の最初にあるhは、発音しない人が多いので落とします。そうすると、w(唇を真ん中にキューっとシワシワに寄せて鋭い音を出す)の音から始まり、最後は「ル」ではなく、軽く弱く「ォ」のような感じで発音します。語尾のLは「ル」と絶対に発音しません。この単語の場合、軽い「ォ」のような音になります。
ですから、ホイッスルではなくウィッソォーに近い感じの発音になります。
whistleを聞き取れないと、トランプが何度whistle-blowerと叫んでいても聞き取れないので、今回の私のように内部告発者というネイティブ表現に出会うことも記憶することもできないでしょう。
記憶するには、まず存在を知ること。顔見知りだったらその辺をウロウロしていてくれたら出会えるし、出会った時に認識できます。
認識するためには、正しい状態で記憶しておくことが必須条件です。
日本人がネイティブな英語になるために必要なことは?
・表現はできる範囲でなるべくネイティブライクに。
・発音はクリアでわかりやすく、少し流暢さを出す。
どんな英語を目指すのか。人によって違うでしょうし違って良いと思います。
私は、仕事や研究(ブランド戦略の研究者もやっています。大学や大学院で講義も担当。)でインテリ層とされる外国の人達と、共通語としての英語でコミュニケーションを取る必要がある立場です。そして、海外生活や語学留学の経験がなく、中学から英語を始めた普通の日本人です。このような特徴から、「文法もなるべく正確で、使う表現はなるべくネイティブが使っている自然な表現」を「クリアで誰が聞いてもわかりやすい、ノンネイティブとしては上手な発音やイントネーション」の英語を心がけています。
私の英語に対するネイティブの評価
表現はできる範囲でなるべくネイティブライクに。
発音はクリアでわかりやすく、少し流暢さを出す。
このような方針でやっています。大人になってからでも、英語表現の在庫をネイティブライクなものにすることが十分可能です。発音は、ある程度ネイティブライクなレベルにすることが十分可能です。
まるでネイティブみたいな発音になる必要はあまりないと思うので、「ネイティブな表現を、良い発音で」という方針でこれからも自分で英語を使ったり教えたりしようと思います。
というわけで、このホームページでも、たまにネイティブ英語表現を紹介します。
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長期記憶の仕組みについて詳しい解説をしています。
