英語をマスターしたい人が、まず名詞を理解するべき理由とは?

英語と日本語では名詞に対する感覚が全く違うからです!
そして、使う頻度が高いから。
英語の名詞とは
英語をマスターするには、英文の登場キャラである品詞それぞれの役割と特徴を知っておく必要があります。英語をマスターするために、品詞の役割を無視することはできません。文法なんてお断り!会話だけできればいい、という人でも、最低限これだけは必要です。ここを無視すると、簡単な英語フレーズをいくつか使うくらいしかでできません。
名詞とはモノ、事、人、概念の名前のことです。数ある英語の品詞の中でも、まず最初にマスターしたいのが名詞。私は、日本語もおぼつかないような低年齢から英語を始めることには賛成しませんが、名詞は小さい頃からやっておいてもOKだと思います。というか、むしろおすすめです。
英語上級者の人や、これから上級者を目指す人も、名詞についてぼんやりとしか理解していない人は案外います。つまり、全てのレベルの英語学習者にとって必須。最初に手をつけるべき存在なのです。
この記事では、名詞とは何者なのか、どんな特徴を知っておけばいいのか、最低限の基本をまず最初に紹介します。ちゃんと理解できたか確認するために、最後にチェックテストをつけておきます。ぜひやってみてください。読むだけよりも頭を使ってテストをやってみた方が記憶に残ります。
英語の名詞、必要最低限の基本説明
名詞って何?
人やものの名前を表す品詞。例えば、犬、目玉焼き、田中、トム、ケーキ、英語、学校、幸福、自由、チョコレート。全然違うもののように思えますが、全て名詞です。
これはまあOKですね。
2つのタイプの名詞
名詞には、数えられるものと数えられないものがあります。これがすごく大事で、日本人が感覚として持っていない英語センサーなのです。数えられるか数えられないかいつも気になっちゃうと言う価値観を理解することは必須。
「彼は女(の子)好きだ」と英語で言う場合、日本語的な感覚だと”He likes girl.”と言いたくなりますが、こういう風に言うことはできません。
- He likes a girl.
- He likes the girl.
- He likes girls.
のどれかになります。
「女子全般に好き=女好き」と言いたい場合は3つ目の He likes girls.が正解。
1つ目のa girlだと世界中に存在する女子の中から「誰でもいいから1人だけ好き」と言う意味になります。
2つ目のthe girlだと、「例の」女子が好きと言う意味になります。この話を聞いている相手が知っている女子、これより前に話に登場した女子を指すことになります。
同様に、猫全般が好きという意味で「私猫好きなの。」と言う場合もI like cats. となり、I like a cat. や I like the cat.と言うことはできません。
こういう英語の人なら普通に持っている感覚を、日本人(ノンネイティブ)は持っていないません。いちいち考えなくて良いように感覚としてインストールしておくのがおすすめです。
名詞の種類
英語の名詞には、それぞれ異なる特徴を持ついくつかの種類があります。名詞は単語の基本的なパーツであり、その種類ごとに使い方が違うため、正確に理解することが重要です。例えば、名詞には数えられる名詞(可算名詞)や数えられない名詞(不可算名詞)などのさまざまな種類があります。
数えられる名詞:可算名詞
可算名詞は文字通り数えられるものを指し、単数形と複数形があります。可算名詞は具体的な数が把握できるのでわかりやすいですよね。「輪郭があるから数えられる」「始まりと終わりがあるから区切れていて数えられる」と理解しておくと、不可算名詞と混乱した時に区別しやすくなります。英語ビギナーなら可算名詞から覚えていくとやりやすいでしょう。
例えば、「apple」は単数形で、「apples」は複数形です。また、「book」は単数形で、「books」は複数形です。
数えられる名詞には単数形・複数形があり、単数の場合はaやtheなどの冠詞をつけて使います。
数えられない名詞:不可算名詞
数えられない名詞(不可算名詞)は、数えることができない名詞であり、一つ二つといった数え方ができません。このような名詞は物質や概念、感情など、形や区切りがないため、一つの単位で数えるのが難しいからです。例えば、水や砂糖、情報、愛情などが不可算名詞です。これらは「一つの水」「二つの砂糖」とは言いません。不可算名詞は量を表す言葉と一緒に使うことが多く、単位や、コップ、グラスなど容器を通じて数量を表すことが多いです。

可算名詞、不可算名詞で混乱しないためのポイント
繰り返しになりますが、可算名詞には輪郭がある(形や始まり、終わりなどの区切り)ということを理解しておくことが大事です。何が可算か不可算なのか、この本質的な特徴をしっかり理解しておけば、暗記していない初めて出会った名詞を使う時にある程度自分で判断できるようになるし、混乱しなくて済みます。

私は、take a shower(シャワーを浴びる)とかtake a walk(散歩する)にaが付くとか、可算名詞だというのが不思議でたまりませんでした。
散歩は歩数が数えられるからまだいいとして、「シャワーはお湯とか水だから数えられないのになんで可算なんだ!」と憤っていました。
でも、シャワーを浴びる行為には始まりと終わりがあるから区切りがあるので可算名詞扱いでaをつけるんだと説明してもらって納得しました。
私達日本人は、英語の人たちと物事に対する感覚が違うので、こんな風に根本的な性質を理解して、ケース別にしっかり骨の髄まで染み込ませるのが良いと思います。
こういった「英語的感覚のインストール」は小さい頃からやれば効果があるし、文法や英語が得意でなくても調べながらできるので、誰でも手軽にできてかつ重要な項目としておすすめです。
ここまで、英語の名詞のとても大事な特徴である「可算と不可算」について説明しました。続けてさまざまな名詞の種類について説明したいところですが、あまり一度にやると嫌になると思うので、可算、不可算名詞のクイズを出しておきます。練習して、解説もしっかり読んで可算、不可算と仲良くなってくださいね。
様々な名詞の種類(「普通名詞」、「集合名詞」、「抽象名詞」、「物質名詞」、「固有名詞」「代名詞」)と名詞の役割についてはまた別の記事で書きますのでどうぞお楽しみに。
数えられる?数えられない?名詞感覚理解度チェック
正しい方を選んでください。
- We need to buy (some bread / a bread) for breakfast.
- She gave me (some good advice / a good advice) about studying.
- I found (many useful information / a lot of useful information) on the internet.
- There is (a lot of water / many waters) in the bottle.
- The teacher gave us (some homework / a homework) to complete.
- Can I have (a piece of information / an information) about the event?
- The classroom needs (new furniture / new furnitures).
- She brought (some rice / a rice) for lunch.
- The library has (a lot of books / a lot of book) for us to read.
- We need (some equipment / an equipment) for the experiment.
正解と解説、やりがちな間違い表現
1. We need to buy some bread for breakfast.
解説:
パンは不思議なんですが、「パン」という食べ物の種類として考えるので数えられません。someをつけることで、ある程度想像できる量のパンという表現になるので、通常はsomeつけて使うことが多いです。

2. She gave me some good advice about studying.
解説:
アドバイスは数えられませんが、どうしても「いくつかのアドバイス」のように量を表現したければsomeをつけましょう。
3. I found a lot of useful information on the internet.
解説:
「この情報」「あの情報」のように数えたくなってしまうのですが、これは「情報」という概念なので不可算名詞です。
4. There is a lot of water in the bottle.
解説:水も輪郭がない液体なので数えられません。a lot of は可算名詞にも不可算名詞にも使える「たくさんの」という表現なので量を表したい時につけて使います。ちょっとだったらsomeをつければOK。
コップに入れれば輪郭があるので数えられるようになり、グラス一杯ならa glass of waterと言うことができます。
5. The teacher gave us some homework to complete.
解説:
homeworkも数えられそうですが、「宿題」と言う概念なので数えられません。
6. Can I have a piece of information about the event?
解説:
情報も輪郭がないので数えられません。
7. The classroom needs new furniture.
解説:
家具っていかにも数えられそうなのですが、これも「家具」と輪郭がない集合体というかジャンルのものみたいに考えます。英語って不思議ですよね。

8.She brought some rice for lunch.
解説:米粒は数えられるじゃないか!なんで不可算名詞なんだ!と日本人なら叫びたくなりますね。でもこれも「ご飯」というイメージというかジャンルだと思って受け入れてください。泣きたくなる気持ちはわかります。私も泣きたいです(笑)。
9.The library has a lot of books for us to read.
解説:
これは可算名詞です。イメージ通りですね。
10.We need some equipment for the experiment.
解説:
equipmentは設備です。知らない人もいたかもしれませんがこれも不可算名詞です。私にとっては家具が不可算名詞だというのと同じレベルで受け入れ難いですが、英語の国の人の感覚というのは我々日本人と全く違うのです。仕方がない(笑)。
名詞のまとめ
- 名詞はモノ、事、人、概念などの名前
- 英語の名詞は数えられるか数えられないかをすごく気にする
- 可算名詞は輪郭が想像でき、単数形や複数形がある
名詞の特徴がわかりましたか?名詞の可算、不可算に関する感覚を理解しておくと、今後の英語生活がとても楽になります。
自信がない人、知らなかった人は、今からでも遅すぎないし、小さくても早すぎません。今日から目についたものを可算か不可算か考えてみるところから習慣づけて慣れ親しんでくださいね。
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