大谷選手の新しい通訳、ウィル・アイアトンの英語は水原一平氏と違う?
水原一平が違法賭博と横領で解雇された件について3月26日、大谷選手が記者会見を行いました。今回は決まった原稿に沿って大谷選手が話して、新たに通訳に任命されたウィル・アイアトン氏がその場で通訳をしました。まだ捜査中で、言えることが限られている状況です。だから、弁護士監修のもとに作られた原稿をもとに、英語もあらかじめある程度用意したものを読み上げるのだと思っていたら、違いました。
明らかに、その場で通訳をしていました。それは内容を聞けばわかります。ウィル・アイアトン通訳がどんな英語に訳していたかについての考察はまた別の記事で書きます。
この記事では大谷選手が行った、質疑応答なし公式声明発表のような記者会見について、海外の反応を分析してお伝えします。
繰り返しますが、私はゴシップ記事でサイトの閲覧数を増やすような趣味はありません。
あくまで、英語で集める情報と日本語で集める情報の違いや、今ニュースになっている事柄についてよく使う英語表現を紹介するのが目的です。
また、誰の通訳の方が優れているだとかダメだとか、そういう評論もしません。何がいいのか悪いのかは状況によって異なるし、何よりも通訳をしてもらう本人である大谷選手がどの通訳だと快適で良いコミュニケーションができたと感じるのか私にはわからないからです。
それに、大谷選手にとって良い通訳が、日本のメディアにとって都合が良い通訳なのかもわからないし、アメリカのメディアにとって良い通訳なのかもわかりません。
というわけで、最新の出来事である大谷選手の公式声明について、最新の海外の声を、なるべく主観を入れず客観的に考察します。客観性を担保するために、今回もこれまでと同じく、動画で生の声を拾ってデータ分析しました。
大谷翔平選手の公式声明に関する海外の反応
アメリカの大手スポーツメディアESPNにアップされていた大谷選手の公式声明動画に1,000件以上のコメント(2024年3月26日現在)が集まっていて、数がダントツでした。
というわけで、こちらの動画コメントを全て拾って、コメントの内容別にカテゴリー分けしました。
ちなみに、今回の形式は英語でstatementが一番しっくりくると思います。press conference(プレスカンファレンス)とかinterveiw(インタビュー)ではなく、statementを使っているメディアがほとんどでした。
割合が多かったものから紹介します。
1位:懐疑と批判
大谷選手や水原氏の潔白を疑い、公になっている情報が怪しいとし、状況や対処法を批判するコメント。

A big liar has been found. Let go Ippei is a must!
大嘘つき発覚。一平追放は確定だな。

An astute legal masterpiece. Let the facts come out. His buddy having complete access to accounts is sus. Pete Rose 2.0.
抜け目のない法規制の秀作。事実を明らかにするべきだ。彼(おそらく大谷選手のこと)の仲間が銀行口座に自由にアクセスできるなんて話は疑わしい(susはsuspiciousの省略語)ピートローズの新バージョンだな。

How much did Ippei get from Dodgers ?? And where now??
一平はドジャースからいくらもらったんだ?そしてその金はどこへ?

BAN HIM!! Ban this illegal gambling addict player, protect the integrity of the game, for baseball’s sake.
大谷を更迭しろ!この違法ギャンブル中毒野郎を追い出せ、野球の公平性を守るためだ。

He’s going to let his friend go to jail. That’s what will happen
大谷は友達を投獄させるつもりだ。それが事の真相だよ。
これがまさにアメリカの態度で、日本の大谷選手擁護論(ようごろん)多数の雰囲気とは大きく違いますね。
2位: 大谷選手への応援・激励
大谷翔平選手へのサポートを示し、その人柄を讃え、キャリアと私生活での成功を祈るコメント。

As a fan for 10years, I know I can trust Shohei. Anyone has doubt about him will see the truth later.
10年来のファンとして、私は翔平を信頼している。彼を疑っている人は、後で真実がわかるでしょう。

Go go, Ohtani san ~ do well on playing baseball! Best wishes! yougotthis💪
頑張れ大谷さん~野球を頑張ってください!きっと大丈夫!
思ったより割合は少ない感じですが、声明発表前は大谷選手への攻撃的なコメントが目立っただけに少しホッとしました。
3位: 中立的または更に情報を求めるコメント
明確な立場をとらず、より多くの情報を待つ、とするコメント、様子を見るアプローチ、状況についての一般的な見解を示すコメント。

A whole lot of nothing.
空っぽ(中身がない)の声明だ。
※全体が空っぽで中身がない、というような表現です。

And my English also not good…
そして、自分も英語うまくないけどね、、、

eh….not sure what to think.
なんと解釈したらいいのかわからない
ここは、文章の解釈によっては批判にもサポートにもなり得るので、ちょっと数字は強引ですがそこそこの割合を占めています。
4位: ギャンブルと野球に関する分析と意見
野球賭博の意味合い、通訳の役割、歴史的な事例(スポーツ賭博事件の)や他のスポーツ選手との比較など、より深い分析についてのコメント。

No big deal as long as he wasn’t betting on baseball, the major leagues for every sport has some sort of partnership with a gambling agency. As long as it isn’t affecting the credibility of the game, big whoop.
彼が野球に賭けていない限り、大した問題ではない。あらゆるスポーツのメジャーリーグは、賭博業者と何らかのパートナーシップを結んでいる。それが試合の信頼性に影響を及ぼしていない限り、問題はない。

Athletes losing money to someone they trust happens more than you think. Like Tim Duncan lost $20 MILLION DOLLARS from his good friend/financial advisor and he only found out about it when he went through his divorce.
アスリートが信頼する誰かにお金を奪われることは、思った以上によくある。ティム・ダンカンが親友のファイナンシャル・アドバイザーから2000万ドルを取られたのと同じように。※バスケットボールの有名選手
この分野も、いろいろな意見が混ざっているし、解釈によっては応援にも批判にも転び得るものがありました。
5位: ユーモアと本題外の話
冗談や、関係のない話題についてコメントしたり、疑惑の核心的な問題や大谷選手への支持・批判に直接触れないコメント。この分野も、解釈によっては批判にもサポートにもなり得ます。
6位: 個人的な体験談と比較
個人的な経験(ギャンブルや野球についての)に関連するコメント、他の有名人や状況との比較。信頼、友情、裏切りの広範な意味合いについて考察するコメント。
日本のコメントを見ていると、この分野が多いといつも感じます。今回の場合は最も少ない結果になりましたが、アメリカだからなのか、出来事の性質によるものなのかはわかりません。
海外と日本の価値観の差を知ることは、英語でのコミュニケーション力に直結する
いかがでしょうか?日本と海外では大きく反応が違うと思いましたか?同じだと思いましたか?人が出した情報を鵜呑みにせず、自分で確認してみること、そして自分の見解を持つことが大事です。
日本以外の人と、英語でコミュニケーションをするために最も必要なことは、言葉を知っていること以上に、「自分の見解を持つこと」です。今回のように、日本発祥で海外でも大きなニュースになっていることは良い素材です。
自分で調べて、考えて、意見を持ってみる練習に有効活用してくださいね。
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